バール・アルテシェフのつぶやき

当店では、今も細々と洋菓子販売を行なっております・・

そんな中でも遠方から、ご来店下さり購入してくださる人気商品がございます。

オランジェットとなるオレンジの皮を煮てチョコレートをコーティングするお菓子です。

何が他店とは違うのか?皆様オレンジの皮の旨味がなんとも、言えぬ美味しさと

おっしゃいます。

自家製で人力による作業で、効率悪い部類の仕事ですが、人気商品なので継続しております(笑)

チョコレートのコーティングってメチャ難しく外気の気温に左右される大変な作業なんです。先日から気温が寒くなりチョコレート仕込みに最適な日なので

仕込んでおります(笑)

テンパリングっていう作業なのですが、クーベルチュールなるカカオ分が高いチョコレートをゆっくり溶かし、一度溶けたものを冷却し、ある一定の温度にしてから、ほんのちょっと、温め直す作業をします・・

少しでも失敗すると艶が保てない・・・

そんな労力かかる作業を職人の感とでアナログ的作業を延々とするのです(苦笑)

まぁ料理人でショコラティエ(チョコレート職人)を兼業できる方って、そう世の中にいないので、無名料理人の自分としては、小さな勲章です(笑)

パティシェでもチョコレート製品を兼業される方って意外と少ないのです。

他店の個人洋菓子店でチョコレート製品まで販売されているお店ありましたら

そのお店はレベル高いと思って下さい。

あるショコラティエがパティシエとの違いって何かと応えていた記事があったのですがフォーミュラーカーと一般の車の整備の違いって応えていたのに納得した次第です。

このチョコレート作業を覚えたのは実家を継いでから覚えたのですが、今思えば

ウチの親父ってチョレート商品かなり製品販売していたのだから、今更ながら

凄いなって再認識した次第です(笑)

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