バール・アルテシェフのつぶやき

丁度、世がバブル時に入る頃、イタリア料理ブームが到来した1980年台後半私が料理界に修行し始めた時でした。

イタリア料理を完全に世に認知させた一つに、ティラミスのお菓子があります。

猫も杓子も、ティラミス、ティラミスって感じで紛い物の、チーズが出回り、菓子メーカーが、クソまずい菓子を売り出したりと、ブームにあやかれば、との勢いで世を旋風致しました・・

でも、本当のティラミスって、やはり美味しいもので、イタリア料理店を今でも代表するドルチェでもあります!

そんなティラミスを、日本の代表する素材、抹茶で再構築して店頭売りのお菓子にご用意致しました。

本来はエスプレッソコーヒーでスポンンジにしみ込ませるのですが、抹茶をスポンジに染み込ませ、丁度、これからの季節、清涼感を感じさせるように仕立てました。

ティラミスはレストランのデザート菓子であり、テイクアウトのお菓子ではないのですが、そこはパティシエでもある私が店頭売り用に創意工夫いたしました(笑)

私は新しいお菓子を制作する時、デッサンなど描かず、イメージが沸いた赴くまま制作すると不思議と完成します・・

絵心が下手な自分であるので、下書きせずイメージのまま制作した方が無難なのか、上手く着地できます(笑)

パティシエで一人前になるのには、自分でレシピを制作し、オリジナル菓子を作れれば、1人前と聞きます。

お菓子のレシピをコピーではなく自分で制作、いろんな知識とテクニックを要する難しい事ですが、正真正銘オリジナルの一品です!

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