バール・アルテシェフのつぶやき

先日、市場での仕入れで、もうあん肝が出回っておりました・・

あん肝って言えば、冬の味覚の代名詞ですが、こんな暑いのに購入しちゃいました(笑)

私のスペシャリテで、あん肝のマリネなる冷菜料理があるのですが、このあん肝中国産で、彼の地ではあん肝は賞味しないようで、日本に出回って来ます(笑)

ちなみに、秋刀魚の不漁続きは中国人が秋刀魚の美味しさに、目覚めたとの話で乱獲が酷いようです・・

もし、あん肝の美味しさに気づいたらと思いますが、中国料理には向かないかなぁ?(苦笑)

この、あん肝料理の、まさにキモは、丁寧な下ごしらえにつきます!

肝は、ご存知の通り血が集まる場所で旨味も美味しい分、掃除が雑ですと匂いの元がきつく、美味しくなりません・・

私は、外科手術で使用するクーパーなるハサミで、細かい血管、筋を取り除く作業をしてから、下味つけていきます・・

このクーパー本当に血管取り除くのに最適なんですよ(笑)

その後、整形して蒸しあげるのですが、白ワイン、スプマンテなどがとても進む一皿に仕立てております。

あん肝、鱈の白子と、これからの海の幸が楽しみです。

友人は、痛風持ちなので、敬遠しておりますが(笑)

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