バール・アルテシェフのつぶやき

シェフって、どちらのお店で修業されていたのですか?  って開業当時は良く尋ねられました。

私のプロフィールなんて、屁みたいなもので輝かしいものなんてありません(笑)

ただ言えるのは、美味しい料理を提供していた先輩やシェフのおかげで色々と

勉強させて頂いた経験と料理を向上させる方程式を学べたことですね。

自分がクラシカルな料理と郷土料理を愛する背景にはイタリアン、フレンチの

良いシェフから、あの当時はつまらなかったけど古典料理を学ぶ背景が礎となっているのが原型ですね。

私、若気の至り時には、かなりトンがっていた性格で気に入らないと、すぐ揉めて店、転々と移ったりしたのですが、面倒見の良い先輩に拾われてから料理を

愛するようになり真人間に端正されました(笑)

今の時代、いろんな、なんとか学校があり ある一定の期間高い授業料払えば、

独立開業させられるスキルを得られるものですが、独立開業するには地道な精神修行って自分は大事だと思うのです。

経営から人間関係、店を運営させるのって、本当に山あり谷ありであの頃の

精神修行がなければ今に至る14年間も営業できたのかって?

自分でも強く思います。

修行 修める行(宗教的悟りを導く行為)

修業(世間的な学問や技芸などを習い修めること)

この言葉の違い混同されがちですが、精神修行的要素が飲食業には大事なのかと

今になって強く感じますね。

ホリエモンか、なんかが鮨屋、鰻屋などの修行ってただ長いだけで、学校行ってスキル学べばいいじゃないかって・・

ネットで見聞きしたのですが、まぁ地道に修業、修行した人が最後には立っていられるのではないかと・・・

因みに自分、親から調理師学校に行きたいって申告したのですが、中学からマトモに勉強もせず、なんとか高校だけは卒業した、オマエに学校なんて無駄だ・・

現場で身体で覚えて来いって、突き放されました(笑)

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